毎日が地獄のようだった。何とも言えない疲労と圧迫感が私を襲っていた。子供が寝たら「掃除をしなくては。」「ご飯を作らなければ。」すべてhave toなのだ。例えば一日くらい掃除をしなくてもどうって事ないし、ご飯か作れなかったらお弁当だっていいのに「できなかった」と自分を責めてしまうのだ。そうやって自分を責めるのが嫌で、毎日一つ残らずこなしてしまい疲れ切って思うように出来ないこともしばしば。夫の何気ない「今日、掃除した?」とか、母の「野菜食べてる?」という言葉に過剰に反応して「私は、奥さん業ができてない」と考えるようになってしまった。 サブリナが寝たら戦争だ。洗濯、掃除、オムツは布を使っていたからもう一度洗濯。お腹を空かせた娘が泣けばおっぱいをあげる。お昼寝を始めたら急いで夕食を作るのだが娘が途中で起きると「なんで寝てないのよ!寝てなさいよ!!」と焦る。それを見た友達が「散歩に出掛けてみたら?赤ちゃんにも良いし気分転換になるんじゃない?」とアドバイスをくれたのだがまたhave toが増えて毎日必ず散歩に出掛けるようになる。雨が降ると「今日は一つ仕事が減った。」とホッとする。もう、完全に悪循環なのだ。 市の保健福祉課、親や友達に相談したりもした。「一時のことだから」「散歩したら?」「こんなに可愛い赤ちゃんなのに、なんで?」返事はいつも決まっていた。 妊娠中通っていた産院のヨガ教室の友達から「久しぶりにみんなで集まらない?」という電話があり気分転換になるのでは?と出掛けてみた。そこで見た光景は私に大きなショックを与えた。口々に「ホント、可愛いよね。この子のおかげで毎日楽しくて仕方がない!」と言うのだ。 「私は良いママにもなれてないんだ・・・。」 とはいえ、いくら可愛くないといっても24時間ずっとそう思うわけではなくて、サブリナが時折見せる笑顔は何よりの宝物であることに違いなかった。私が「あぁ、もういい加減・・・」と思うと彼女はニッコリ笑うのだ。その笑顔を見る度「24時間可愛い!」と思えない自分が許せなくなる。 私は次第に夜眠れなくなり1時間ほどウトウトして2時間起きていたり、突然がばっと飛び起きたりするのだ。同時に日中もぼんやり過ごすことが多くなって無気力になった。 私はいつからこんなになってしまったんだろう。今までどんなことも何とか乗り切ってきたのに。
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