サブリナは幼稚園
<ひとりの時間>
2005年春、サブリナは幼稚園に入園しました。 前の年の秋、幼稚園選びで私は随分悩みました。私は入れたい幼稚園がありました。しかし、同じマンションのお友達は他の幼稚園です。サブリナにとってはお友達と一緒の方が良いのではないかと思ったからです。しかし、それには大きな壁がありました。毎日お弁当の幼稚園だったのです。いくら良くなってきたとはいえ「うつ病」の病み上がりに違いはありませんでしたし、朝が辛いのも続いていました。どうしても不安が先に立ってしまい踏み切ることができませんでした。旦那ともよく相談して、結局入れたかった幼稚園に入れることにしました。お弁当は週に2回。全くお弁当を作らないのも寂しいと思っていた私には丁度良い回数。お友達も家に帰ってくれば一緒に遊べるのだし、他のお友達も増えて良いのでは?という気持ちもありました。そのかわり違う幼稚園に行ったことで今までのお友達と疎遠にならないように、私なりにママ友との交流は積極的に!!という事にしました。サブリナが幼稚園に行ったあと、他のお友達の幼稚園バスが来る頃に集合場所に顔を出し、ママ友や子供達と話すのが日課になりました。今も続いています。おかげで今まで通り、マンションのお友達とも遊んでいます。 サブリナが幼稚園に入ったことで、私にはひとりの時間ができました。4月の初めの頃はさすがに寂しかったですが、なれてしまえばそれなりにやりたいことが増えてきました。もともと針仕事が好きだったのでサブリナの出産前にはじめたハワイアンキルトに挑戦しました。せっかくだから日常で使える物が良くて、クッションを作ることにしました。来る日も来る日もチクチクと・・・・。さすがにいい加減飽きました(笑)そして以前からお隣の奥さんに声をかけていただいていたシャドウボックスをはじめました。このシャドウボックス、私には大ヒットでした。もう楽しくて仕方がありません。 サブリナが幼稚園に入って私の体調は引き続き右上がり。サブリナが1日家にいたときに比べると、やはり楽でした。のんびり食事も作れるし、好きなことをする時間もあってリフレッシュできて、幼稚園から帰ってくるサブリナにも余裕を持って接することができました。サブリナ自身も幼稚園でお友達や先生といる時間と私やパパと家で過ごす時間を上手に楽しんでいるようでした。 ある意味”調子に乗って”迎えた夏休み。「9月から近くのスイミングスクールで体験レッスンがあるから、みんなで行かない?」というお誘いに私も参加することにしました。サブリナはそれはそれは楽しそうにレッスンを受けていて「わたしも やりたい!!」と言い始めました。レッスンが終わるとスイミングスクールから必ず電話がかかりました。「サブリナちゃん、とても楽しそうだしこの機会に是非始めませんか?」・・・・毎回です。毎週レッスンが終わって一番忙しい7時台に延々30分の勧誘。サブリナは確かに楽しんでいたけど、帰ってきてからは疲れてヘトヘト。ご飯も食べられずに大泣きしたり、いつまでもグズグズ言ったり。。。。このサブリナの世話に私は随分と疲れていました。まさに戦場と化している時間に勧誘の電話。さすがにおかしくなりました。朝、起きあがれない。日中も何もできない。ご飯も作れない。まさしく鬱が再発した症状です。 旦那がすぐに主治医と連絡を取り、ストックの薬の服用を開始しました。一番近い主治医の診察日に受診しました。主治医は「再発だね。とにかく薬を飲んで寝ること。」と言われました。旦那がヘルパーさんと連絡を取り、翌日からヘルパーさんが来てくれました。家のこと全てお願いしました。週2回のサブリナのお弁当は、ママ友にお願いして作ってもらうことになりました。「ウチの子のは必ず作るんだから、2つでも一緒だよ!」と快く順番に作ってくれました。サブリナが家に帰ってくる時間になると、お迎えに来てくれて夕方までしっかりサブリナを預かってくれました。お風呂まで入れてくれたママ友もいました。本当に助かりました。”近くの親より、もっと近くの友とヘルパーさん”でした。母は「私だって忙しいもん。」義母は「あらぁ、世の中良い人もいるわねぇ。」と言いました。ちょっと悲しいことでもありました。ヘルパーさんとママ友のおかげで、私は2週間で回復しました。「あれだけしっかり休ませて貰えると治るんだなぁ」って実感しました。抗うつ剤の服用は回復してからも半年は飲むのが基本ということで、そのまま服用することになりました。 私が鬱で寝ている期間、サブリナはお友達のママが作ったお弁当を持って幼稚園に行っていたわけですが、嬉しくて仕方がなかったようです。私が治ったとき「あしたは だれの おべんとう?」と聞かれ、「明日からはママが作るよ!!」と言ったら本気で号泣されました(--;)「ママの おべんとうは いや」だそうで・・・・(^^;)私は愕然としましたが、その日からお弁当リサーチを始めました。図書館で子供のお弁当の本を借りたり、本屋で立ち読みしたり、お弁当の画像を綴ったブログをみたり。。。今ではお弁当作りが私の趣味になってしまいました。かわいいお弁当を作り始めた頃は、サブリナもお弁当の日の朝は飛び起きてきましたが、今じゃぁ「ふーん」って感じで、私が自己満足で作っている感じです(笑) 年少さんの時に気になったことは、私に関しては「調子に乗ると再発する。」ということ。自分を過信しすぎないで、いままでどおりゆっくりのんびり。特に9月は気を付けてという事です。サブリナに関しては、なかなかお友達の輪の中に入れないことでした。それこそ保育園に行っている頃は私には寄りつきもしなかったのに、いつの間にか私にくっついているサブリナになっていました。私が一緒でないと「入れて。」と言えない。「それなら別にひとりで遊べばイイや。」という印象が伝わってきました。一緒に遊びたいのに遊べない。幼稚園でもひとりで居ることが多いと先生から言われました。どうした物かと思いましたが、先生から「年少さんの内は、そういうお子さんは多いです。年中さんになれば変わると思いますよ。」といわれたので、少し辛抱してサブリナを見守るしかないなと思いました。 そんなこんなでサブリナの年少さんはアッという間に終わりました。 2006.10.4 |